看護士と看護師

看護士も看護師も同じ呼び方の言葉ですが、違いは何だろうと疑問に思っている方もいるかもしれません。実は2002年3月までは法律で女性の看護師を看護婦と呼び、看護婦の資格を持たずに補助的な業務に従事していた男性を看護士と呼んでいました。

女性の看護師が看護婦と呼ばれていた時代には、ナースキャップ・衣服・靴・ストッキングまですべてが白色で統一されていたので「白衣の天使」と呼ばれていました。そのため今でも看護師と言えば、「白衣の天使」というイメージが根強く残っています。

看護婦という名称は1948年に公布された「保健婦助産婦看護婦法」からで、男性も最初は看護士ではなく看護人と呼ばれていました。2002年3月に「保健婦助産婦看護婦法」も名称が「保健師助産師看護師法」と改正され、男性・女性に関係なく看護師または准看護師と呼ばれるようになりました。

また2002年3月の名称変更に伴い、それまでの看護婦長や婦長の呼び名は看護士長や看護長になりました。た。ただ女性警察官のことを今でも婦警さんと呼ぶように看護師のことを看護婦さんと呼びますが、一般生活でのこのような慣用的な呼び方は自然なものです。

ところで「師」と「士」の使い分けですが、お分かりになりますか?たとえば医師や薬剤師や大学の講師や教師などは看護師と同じ「師」ですが、保育園の保育士や建築会社で働く設計士などは「士」が付きます。国語辞典で調べると「師」は人を教え導く人や先生のことで、「士」は学問や教養を身に付けた人とあります。

ただ山師や詐欺師やペテン師などにも「師」を使いますから、詐欺師やペテン師などが人を教え導く人や先生とはとても思えません。それに教会の牧師さんは理解できますが、占い師の場合は微妙ですよね。一方の「士」のほうは弁護士・司法書士・公認会計士・税理士・不動産鑑定士・行政書士などは士業などと呼ばれ、これらはたしかに学問や教養を身に付けた人と言えると思います。

このように検証していくと「師」と「士」には、たいした違いなどはないのではないでしょうか?ただ医療関係者にも医師と看護師に、理学療法士・作業療法士・栄養士などの職業が存在しています。これから考えると医師や看護師は他の人がその業務に携わることができない職業で、理学療法士・作業療法士・栄養士などは他の人がその業務に携わることができます。

つまり病院などで使う「師」は業務独占ができる職業で、それに対して「士」は名称独占ができる職業なのかもしれません。

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